スピリチュアルな世界に興味のある人は、引き寄せの法則について、既に色々な情報を集めていて、実践もしているかもしれませんね。さて、そんな中、引き寄せの法則よりも、さらに強力な効果があると言われている「想定の法則」が話題となっていますが、これって一体どんなメソッドなんでしょうか?詳しく解説していきます。
望む未来があると確信する
想定の法則とは、夢や理想の叶っている状態が、未来の世界にもう実在していると確信し、その確信を元に行動するメソッドのことです。
たとえば、あなたが誰かに片思いをしていたとしましょう。普通であれば、その人とお付き合いをしたり、結婚したりする未来って、あり得るのかどうか、わからないですよね。しかし、想定の法則を取り入れる場合、もうその相手と交際したり、結婚したりしている未来は、存在していると確信して、日々の行動を選択することになります。
相手が自分のことを好きなのかな、どうなのかな、といった次元では悩んだりはしません。お付き合いをすることも、結婚することも、もう決まっているわけなので、だったら結婚式場はどこにしようかなとか、子供が生まれたらどこの学校に通わせようかな、なんてことに意識が向き、それに沿った情報の受発信を始めるわけです。
他には、こんな例が挙げられるでしょう。関西の賞レースで、良い成績を残し始めたお笑い芸人が、M-1で優勝できる未来がもうあると確信して、東京への引っ越しを決めてしまうといった感じです。この時、結果がどうなるかはわからないけれど、イチかバチか行ってしまえ…!という精神状態でいると、想定の法則の流れには沿えないかもしれません。想定の法則は、絶対にそうなると確信するところが重要なので、イチかバチかではなかなか願望を実現させられないでしょう。
あなたはどう感じましたか?望む未来がもう既に存在していると確信することはできそうでしょうか?ここで、あなたが想定の法則を使いこなす人になっていくのか、そうでない人になって行くのか、最初の分かれ道が訪れるでしょう。望む未来を確信することに関して「難しそう」と口にしてしまったら、その瞬間、想定の法則は、あなたにとて難しいものになってしまいます。だからこそ、想定の法則に対して「面白そう!」「意外に簡単なんじゃない?」なんてポジティブなイメージの言葉を口にするようにしてみてくださいね!
引き寄せの法則との違いは?
想定の法則を知った人にとって、気になるのが、引き寄せの法則との違いでしょう。
引き寄せの法則の原理原則は「類は友を呼ぶ」です。良い気分でいれば、良い現実がやってきて、悪い気分でいると、悪い現実がやってくる。それが、引き寄せの法則の基本的な考え方です。日頃から、ワクワク、キラキラしながら過ごしていることが重要なメソッドであり、引き寄せの法則には、明るくて軽やかでフワッとしたイメージがあります。
それに対し、想定の法則は、願望実現の仕方がとてもピンポイントであり、カチッ、ズシッとしています。ワクワク、キラキラしながら過ごしているかどうかよりも、いかに望む未来を確信しているかどうかが重要であり、そこに最も大きな違いがあると言えるかもしれません。
想定の法則に向いている人
想定の法則に向いている人って、どんな人なんでしょうか?それは、自分で自分を、ポジティブな暗示に掛ける能力の高い人です。想定の法則は、確信する力がベースとなっているので、そこが弱いと話になりません。望む未来を想像し、それを元に行動した場合、もし未来が想像通りにならなかったら、ひどく損をしたような気分になって、落胆してしまうことってありますよね?
たとえば、あなたが好きな人と温泉デートに行く約束をしたとしましょう。当日、一緒に温泉に行けることが確定していると信じて、自ら素敵な旅館を予約しておいたのに、ドタキャンされてしまったら…!ドタキャンされる可能性もあるんだから、もっと慎重に行動すればよかった!と考える人も多いでしょう。そして次からは、相手が来てくれたとしても、来なかったとしても、どちらでも対応できるようなプランを考えようとするかもしれませんね。このように、損をすることに対して、強いマイナスイメージがある場合、想定の法則を使いこなす上でブロックになってしまうかもしれません。その場合は、引き寄せの法則の方を使った方が良いでしょう。
想定の法則を使いこなすためには、多少、損になることが起きたとしても、「ふーん、今回はダメだったんだ。まあ、いいや!次、次!そのうち効果が現れるでしょ」と平気で思える必要があります。良い意味でブルドーザーのように強引に突き進める、「雑」な性格をしている人の方が向いているかもしれません。
あなたはどうでしょうか?もし、想定の法則に少しでも興味があるなら、あまり「自分には無理」と口にしない方がいいですよ!性格は、口癖によって変えていくことができますからね!