あなたには、毎日通ると決めているルートがありますか?
通勤や、散歩や、買い物など。目的地と家を往復する間に、そのルートをどうやって選んでいるでしょうか?
多くの人は、無意識のうちに「最短コース」を選んでいるでしょう。しかし、ルート選択の仕方をちょっと変えるだけで、人生は大きく変わります。
最短ルートが最良とは限らない?
目的地までの道順を選ぶ時、その目的地に「できるだけ早く」着こうとするのは、理にかなった考え方です。
急いでいる時はそれで良いですが、最短のルートこそが、最良のルートであるとは限りません。
交通機関を使う場合にも、最速の電車に乗ることや、最安値の電車に乗ることが最もベストな解答かというと、こちらもそうではありません。
まずはこの常識から疑い、一度既成概念を壊していきましょう。
気分の良くなる道を丁寧に選ぼう
目的地までの道順を選ぶこと1つに関しても、楽しみながら丁寧に選択することで、人生は変わります。
分かれ道に来た時、左の道を行った方が近いけれど、あえて遠回りになる右の道を選んだら、どうなるだろう、と考えてみてください。そして、ちょっとでも自分の心がワクワクする方の道を選びましょう。
右の道を歩けば、遠くても川を見下ろせるかもしれません。
あるいは、車通りが少なくて安心感の中で堂々と歩けるかもしれません。
素敵な家が建っているのを見て、憧れを抱く瞬間があるかもしれません。
綺麗な花が咲いていて、季節を感じられるかもしれません。
どちらの道に進む方がワクワクするだろう、どちらの道を歩く方が気分がいいだろう、そんな風に、丁寧に道をチョイスして欲しいのです。
健康のために一駅だけ手前で降りて歩くとか、節約のために電車に乗らず徒歩を選ぶ、といったことを実践する人は多いですが、もっと純粋に「気分を良くするために、この道を歩く」という選択をしてみてください。
こういったことを地道に続けていると、人生の本当に大事な場面がやって来た時にも、自分にとってより豊かな未来をもたらしてくれる道を、迷わず選択することができます。