理想通りに現実がなかなか書き換わっていかない人は、普段から自分で自分を否定してしまっている可能性が高いです。その背景には、周囲の人から「お前には無理」「どうせそんな夢叶いっこない」「成功できる人なんて一握りだ」と言われてきた、なんて過去があったりします。
しかし、「あなたならできるよ」「必ず成功するから自分を信じて」と、温かい言葉を掛けてもらって来たのに、夢が叶っていないとしたら、その理由はどこにあるのでしょうか?
隠された本音を受け取ってしまった!?
周囲の人に冷たい言葉を浴びせられた経験がほとんどなく「大丈夫、あなたならできるよ!」と、温かい応援の言葉を掛けてもらってばかりな人もいると思われます。
「そうか!自分にはそんな可能性があるんだ!」と、エンジンが掛かり、応援の言葉の通り、トントン拍子に願望が叶っていったら問題ありませんが…。
もし、たくさん温かい言葉を掛けてもらっているのに、なかなかその言葉通りになっていかないとしたら、その言葉の背景を少し探ってみる必要があるかもしれません。
心から感謝の気持ちを込めて言われた「ありがとう」と、ただ命令されたからぶっきらぼうに言われただけの「ありがとう」では、まとっているオーラがまるで違います。
そのように「あなたならできるよ」の背景にも、様々な思いが隠されていたかもしれません。
たとえば、その人は自分にひどくコンプレックスを持っていたかも。だからこそ「こんな自分の知り合いから、大物なんて出るわけない」と勝手に決めつけていたかもしれません。
あるいは、あなたのことを応援していると口で言いながら、本当は、負けたくないと思っていたり、成功されたら悔しいなんてことを思っていたりしたかもしれません。
もちろん、そう思っている当人のことを責めるわけにはいけません。その人は、その人で、自分なりに成長している過程にいるから、仕方ないのです。
しかし、結果としてネガティブなエネルギーを真正面から受け取ってしまう可能性はあります。
自分で自分に掛ける暗示の質を上げよう
大切なのは、人に言ってもらった言葉ではなく、自分で自分に掛ける言葉です。
あの人が言う「あなたならできるよ」は表面的であって、そこに本物のエネルギーは込められていないかもしれないからです。
だからこそ、人の言葉に依存せず、自分で自分を信じ抜く力をまずは鍛えましょう。
日頃から、自分を褒める習慣をつけ、自分を責めるのをやめ、どこまでも自分に優しくなりましょう。
今、どんな気分を感じていたいのか、自分に細かく問い掛け、それを叶えてあげる度に、自分に力があることを実感しましょう。
「あなたならできる」の言葉で、自分に暗示を掛けるのではなく、「私ならできる」を原動力にしていくのが、正攻法ですよ!