あなたは最近、好きな人や大切な人、職場の先輩や後輩から、雑に扱われたり、蔑ろに扱われたりしませんでしたか?これはナメられてるな…!と感じ「どうすればナメられなくなるだろう」なんて考えてしまったかもしれませんね。
今回はそんな悩みを抱えている人のために、大切な情報をお伝えしていきます。
ナメられたくないという発想はいらない!
誰かから雑に扱われてしまった時「どうすればナメられなくなるだろう」と考え、色々調べていくと「自分のことを雑に扱っているからだ」という情報を目にするかもしれませんね。
そして、一生懸命、自分のことを大切に扱おうとするのですが、なぜかますます人が離れていく、といった負のループにハマってしまうことがあるでしょう。
まず、大前提として、どんなに尊敬されるような偉業を成し遂げている人であっても、雑に扱われることや、ナメた態度を取られてしまうことはあります。そのことを知るだけでもだいぶ気持ちが救われるでしょう。
世の中には色々な人がいますからね。なので、ナメられないようにするということ自体が、そもそもナンセンスな発想なのです。
たとえば、超大御所のタモリさんを思い出してください。あれほどの功績を成し遂げている人であっても、尖った中堅芸人、未熟な若手芸人から、イジられてしまうことはよくあります。タモリさんに限らず、偉い政治家でもそうですし、お金持ちであろうと、スーパーモデルであろうと、関係ありません。
どんなに大物であっても、相手によってはナメた扱いをされてしまうことって、普通にあるんですよ。歴史上の偉人だって、教科書の写真に落書きをされていますよね?つまり、どこまでレベルを上げていったとて、腹の立つようなことは起こり得るんです。まずは、そこまで視野を広げましょう。
相手に雑に扱われたらどう考えればいい?
さて、ここで想像して欲しいのですが、たとえば、タモリさんが誰かから雑な扱いを受けた時、そこに執着して相手を叱りつけ「俺をナメるな!」と何時間も説教をしたり「ナメられないためにはどうすればいいだろう」なんてクヨクヨ考えたりするのかどうか?ということです。
「コイツは礼儀のなってない、ダメなヤツだな」と一瞬思うくらいで、後はもう意識から消し去っていると思いませんか?器が大きい人の対応は、そのような感じなのです。なんとかしようとしても、無駄だと悟っているんです。
他人からバカにされた時、名誉毀損だといって、相手と裁判で争いたがる人もいます。その場で厳しく説教をする人もいます。もちろん、あまりに酷いことをされたのであれば話は別ですが、争うとなると、相手と同じ土俵に立ち、低いレベルにまで自分の方から降りていくことになるので、時間もエネルギーもどんどん無駄にしてしまうでしょう。
雑に扱われた時には、捉え方の角度を変えてください。自分に問題があり、自分に価値がないから、相手に雑に扱われてしまったのだと考えたら、とても腹が立つでしょう。なので、あくまでも相手側の成長レベルの問題だと考えましょう。相手に自分の価値をわからせたい!そのために何とかしよう!ともがくのは、執着心からくる行動なので、結局何をやってもあまりうまくいきません。
「この人は私に対してかなり失礼だけど、ま、自分のペースで成長していってください」とだけ思い、雑に扱われたことは、すぐに忘れてしまってください。そして、できるだけ一緒にいて居心地のいい相手と楽しい時間を過ごすようにしてください。