ずっと前から、叶えたい…、叶えたい…、と思っている夢があるのに、願えば願うほど、その夢が遠ざかっていく、そんな悩みを抱えている人は是非、今回の話をヒントにしていってください。
目的をちょっとズラすだけで、案外簡単に夢が叶ってしまうこともある、という話をお伝えさせてもらいます。
目的が変わると簡単に叶うケース
たとえば、あなたの手首を固定しようとして、上からグッと掴んで来た手があったとします。その力に対して「やめて!」と抵抗しても、上から抑えつけようとする強い力にはかないません。
しかし「頭が痒いから、頭を掻こう」という意識でいると、案外スッとその手から逃れることができたりします。目的が変わったことにより、いとも簡単に手を動かせてしまうことが実際にあるんです。
柔術や合気道などは、この原理を応用しているんですよ!
ところで、あなたは『月曜から夜ふかし』という番組に登場する、桐谷さんという投資家の人をご存知でしょうか?
この人は、株主優待制度を利用し尽くすことに人生を懸けています。そんな桐谷さんは、期限内に効率良くチケットを利用することこそが最大の目的。
そのため、優待チケットを利用してボーリング場へ行った際にも、早く次の現場へ行って、また別の優待チケットを使わなければ!と必死です。ボーリングの得点を気にする様子は全くなく、さっさと全てのボールを投げ終えなければ!という精神でいました。
一発で投げてストライクを出さないと時間が掛かってしまうので、さっさと終わらせるためだけにボールを真ん中に投げ続け、ほぼ全ての回でストライクを出すという、トリッキーなマインドで、とんでもない高得点を叩き出してしまうんです。
目的が「ボーリングで人に勝つこと」だと、力んでしまい、緊張感が出て、なかなかうまくいかないでしょう。しかし、桐谷さんの場合は、意識がもう次の現場にあり、さっさとこのゲームを終わらせたいということだけ考えていたので、目的がズレ、簡単に高得点を出すことができているという話です。
あなたの夢の実現に応用してみて
さて、頭を掻く話や、桐谷さんのボーリングの話を、あなたは自分の夢の実現に、どう活かすでしょうか?
この話がピンと来るか来ないかは人それぞれでしょう。ただ、もし、夢に向かって全力で進み過ぎていて、うまくいっていないように感じることがあったら、このように目的を少しズラすとうまくいく可能性があることを是非、意識した上で、応用してみてくださいね。