今回は、夢を叶える上でとても重要な、ある考え方について解説していきます。それは、あなたにとってイヤなことが起きたり、イヤな人が現れたりした時の考え方についてです。
理不尽な出来事が起きたのは何のせい?
あなたが誰かから、常識では考えられないような、理不尽な扱いを受けたとしましょう。
そんな時には「自分は何も悪くない!悪いのは100%相手の方だ!」と考える人がほとんどです。相手に100%非があると考え、だからもう、その相手とは関わらないようにする、その件には意識を向けないようにする、そういうスタンスでいるのも、決して悪くないでしょう。このやり方でも、ある程度、人生を良い方向へ導くことはできます。
しかし、あなたがもっと願望実現をスピーディーに展開させて行きたいのであれば、もう一歩踏み込んだ考え方を取り入れる必要があります。その考え方とは、理不尽な扱いをしてくるような相手を作り出してしまった原因が、過去の自分の思考や感情にある、というものです。
自分の責任において未来を自由に操れる
過去、自分が何か酷いことをしたわけでもないのに、相手から不当な扱いを受けてしまったら、あなたは当然「なんて理不尽なの!?」と憤慨したくなるでしょう。また、自分には価値がないからこんなことが起きるのかもしれないと考え、落ち込んでしまう人もいるかもしれませんね。
しかし本当は、憤慨する必要も、落ち込む必要も、ありません。真相は、もっとシンプルであるからです。実は、あなたの過去に発した波動やエネルギーが「他人から理不尽な扱いを受ける」という、今この瞬間の現実を作り出してしまっている可能性が、大いにあるんです。
具体的に、過去のどの瞬間のどの行動が、あなたの望まない現実を作り出してしまったのかについては、ケースバイケースなので、結局突き止められないかもしれません。しかし、理不尽な出来事が起きた際、100%相手のせいだと考えるのでなく、これは、過去の自分が作り出した現実だからこそ、自分の責任であるとする考え方は、とても建設的であり、ポジティブな考え方です。
なぜならその考え方でいれば、逆にこれから起きる現実を自由にコントロールしていくことができるからです。
デバッグをするような感覚でいれば良い
ゲームを作っているプログラマーは、自分の作っているゲームの中で、何かおかしな現象が起きたら、必ずその原因が自分のプログラムの中にあると判断します。そして、どこが間違っていたのだろうと考え、現象から推測をし、プログラムの中にあるバグを取り除き、書き換えます。そうやってどんどんゲームを完成形に近づけていきます。
そのように、あなた自身も自分のことを、この現実世界を動かしているプログラマーだと解釈してみてください。そう考えれば、おかしな人が現れた際、相手のせいにして憤慨したり、落ち込んだり、目をそむけたりすることがなくなるでしょう。そして、自分のプログラムミスによって現れた人なのだから、そのミスを発見し、正しいプログラムに書き換えれば良いと、冷静に判断できるでしょう。
その際、できたらデバッグを楽しむようにしてください。深刻になってイライラしたり、焦って不安になったりする必要はありませんよ。宝探しをしたり、推理ゲームをプレイするような感覚で、「ここが間違ってたのかも!」「やったー!わかった!謎が解けた!」と、ワクワクを味わえばいいんです。
もし、そのデバッグに成功すれば、もうあなたの前に、理不尽なことをしてくるような人は現れなくなりますよ!最高に面白いシミュレーションゲームを作り出すような気分で、毎日、デバッグを楽しみましょう!