夢を叶えるためには、常に自分の望む未来を想像し、そこに意識のスポットを当てて集中することが大切です。宇宙に向かって望みを上手にオーダーすれば、誰でも理想的な現実を引き寄せることができます。しかし、慣れていないと間違った望み方、もったいない望み方をしてしまうことがあります。今回は、宇宙に上手に望みをオーダーするコツについて、解説していきます。
現実的な想像ばかりしていない?
宇宙に望みをオーダーする際、あなたの望みを叶えても良いかどうか、審査するような人は誰もいません。オーダーの内容をジャッジして「こんな無茶な要望、通すわけにいきませんよ」とか「もうちょっと現実的に考えてくださいね!」なんて厳しいことを言う人はいないわけです。
それなのに、我々はなぜか、望みをオーダーする際、現実的なことを念頭に置いて考えてしまいがち。たとえば、こんな感じです。毎日、職場に電車で通うのが大変だから、自転車で行ける範囲に移転してくれたらありがたいな、なんて望んでいる人がいたとしましょう。この人のオーダーが、妙に現実的であることにお気づきでしょうか?電車通勤が大変だから、職場は近い方がいいと望んでいるわけですが、たとえばタクシーを無限に使って良いとしたら、そもそも職場がどこにあったって関係ないと思いませんか?あるいは、リモートで自由に働ける環境だったら、そもそも職場という概念すら必要なくなります。
このように、我々は、現実的に考えて「あり得ない」と思うことを無意識のうちに望みから除外してしまう傾向があります。しかし、あなたにとって本当に理想的な世界へ素早くワープしたいのであれば、この思考のブロックをいかに外せるかが成功へのカギとなりますよ!
いつの間にか制限を設けてない?
望みをオーダーするのが下手な人は、無意識のうちに自分で厳しいルールを設けてしまっていることがあります。たとえば「本当に叶えたい願いごとは、1つしかしてはいけない」といったように。
我々は、七夕の時に、短冊に1つしか願いを書かなかったり、クリスマスの夜、サンタさんから靴下の中に1つだけプレゼントを入れてもらったりしてきたので、たくさん望みを出すのは贅沢なことであり、いけないことだと思い込んでしまっている傾向があります。日本人は特に、遠慮がちな性格をしていますからね。
しかし、宇宙に「願いごとは1つだけ」なんてルールはありませんし、「運は使い切ったらなくなる」なんてルールもありません。もし、あなたの願いが叶う度に、ほかの誰かが不幸になるのだとしたら、それはよろしくないでしょう。しかし、あなたの願いが叶うと同時に、ほかの誰かも幸せになれるのだとしたら、願い事って、多ければ多いほどいいと思いませんか?
よく「この子の病気が治るなら、私の身体はどうなってもいい」と祈ってしまう母親がいたりします。そのように、神様には生贄のような存在が必要だというのも、完全なる思い込みです。
あなたは、もっともっと無限に幸せを受け取っていいんですよ!
結果に期待して落ち込んでない?
望みを出すのが下手な人は、妙に結果を期待し過ぎる傾向があります。結果が思い通りにならなかった時、ガッカリするのがイヤなので、始めから高い望みを出さないようにしてしまうのです。
たとえばこんな感じです。週末は恋人と楽しみなデート!どんな服を着ようかな…、こんな場所へ行って、こんな話をして、こんなものを食べて…!あぁ、楽しみ!なんてワクワクしていたら、本当はどんどんその望みが宇宙に伝わるはず。それなのに、あえて最悪な未来を想像してしまう…、そんな経験、あなたにもありませんか?
たとえば、当日にドタキャンされるとか、悪天候で景色が台無しになるとか、行った先で大喧嘩をするとか、最悪な未来を想像しておけば、どんな結果になったとしても、「想像してたより、全然マシだった!」と言えますからね。
このやり方が腑に落ちていて、安心感を得るのに最適なメソッドだな!とあなたが信じているなら、それでもいいでしょう。しかし、このやり方は、引き寄せの法則の観点からいくと、非常にもったいないです。引き寄せによる最高の効果を得たいのであれば、やはりいつも、最高の未来を想像してワクワクしている方が良いです。
その代わり、結果がどうであったとしても落ち込まないことが重要。なぜなら、オーダーの結果が現れるまでには、タイムラグがあるからです。デートの例で解説するなら、前日に最高の未来を想像したからといって、翌日のデートが最高になるとは限りません。しかし、あなたが最高の未来を想像し、宇宙に向けて放出したその高い波動は、何回か先のデートで、確実に生きて来る可能性が高いんです。
だからこそ、望んだことと結果に差があったからといって、落ち込んだりしなくていいんですよ。そんな時は「過去の、あの望み方がちょっと違ってたのかな?」なんて、冷静に分析をすればいいだけのこと。
プログラマーが自分の作ったゲームをデバッグするようなイメージで、望み方をブラッシュアップさせていってくださいね!