あなたは、他人の幸せを素直に喜べますか?友達が結婚した!子供が生まれた!歌手デビューした!…などなど。複雑な気持ちになってしまって、喜べないことってありませんか?喜べないだけならまだしも、喜べない自分を責めてしまって余計に辛い…!なんて思いをしているとしたら、二重苦になってしまうでしょう。今回は、そんなあなたが楽になるような考え方をお伝えします。
幸せを喜べないのは誰にでも起こる心情
友人や知人の幸せを素直に喜び、心から祝福してあげられる性格だったらいいのに、どうして自分はそれができず、こんなに複雑な気分になっているんだろう…!なんなら、他人の不幸を願ってしまいそうで、自分が怖い…!
そんな風に思っている人は、嫉妬心で苦しい上に、そんな嫉妬心を持つ自分のことを責めてしまうので、まさに二重苦!誰からも、酷いことをされていないのに、いつの間にか二重苦になってしまっているなんて、とても理不尽な状況ですよね。
こういう状況になっている時、自分はなんて醜い人間なんだろう…と思ってしまうかもしれませんが、そもそも、他人が自分より幸せそうにしているのを見て、素直に喜べないのは、人間なら誰もが自然に持つ感情であり、決して特別なことではありません。
一種の「バグ」や「エラー」のようなものと捉え、ありのままの自分の感情を、まずは認めてあげましょう。
良い悪いのジャッジをする必要はなく、こういう時は、こういう感情になるものなんだと、客観的に受け止め、冷静に観察する感じでOKです。
喜べない理由を深堀りすると望みが判る
他人の幸せを素直に喜べない時、そこには、あなたの本当の望みのヒントが隠されています。
たとえば、音楽で成功している人を見るとめちゃくちゃモヤモヤするけれど、画家として成功している人を見ても特になんとも思わない…、だとしたら、あなたは音楽の道で、何かを成し遂げたいと考えているのでしょう。
ジャンル問わず、たくさんのファンに囲まれている人を見てモヤモヤする人は、特別な何かで成功したいわけではなく「人気者になりたい」のでしょう。
結婚した友達にモヤモヤを抱く人は、自分も結婚したいと考えているからこそモヤっとするのでしょうし、ブランドもののバッグを見てイラッとする人は、自分もハイブランドのバッグを堂々と持ってみたいなんて、心のどこかで思っているはず。
他人が嬉しそうにしているのを見て、素直に喜べない時には、そこに自分の望みのヒントが隠されているのだと客観的に解釈し、コンパスの役割を努めてくれたその人物に対し、「望みを明確にしてくれてありがとう」と思うようにするのがベストです。